SO用語集について

SOの用語ってわかりにくい、、、。

こんな声を前号のチラシ「あなたの声を聞かせてください」の回答としていただきました。そこで、このページでは用語を中心に皆さんの謎を解きたいと思います。

SO用語Q&A

SO用語について、よくある質問をまとめてみました

Q1 本会員と賛助会員ってどう違うの?

会社で言えば、正社員にあたるのが本会員で、その法人のことを決める総会(=NPO法人における国会)で議決権=投票をする権利を持っています。賛助会員にはこの議決権がありません。SON・熊本には個人会員と団体会員、個人賛助会員と団体賛助会員の4種類があり、会費が異なります。NPO法人の運営費はこの会員の会費とその他の方々や企業からの寄付で成り立っており、個人会員と団体会員の方が会費が高く、法人に対する貢献度が高い分、議決権が与えられています。

Q2 アスリート会、ファミリー会って何?

SON・熊本には常務理事会の他に、寄付をどのようにして集めるかを考える財務委員会、スポーツプログラムの運営や地区大会などについて話し合うスポーツ委員会、ボランティアをしてくれる方を募集し、SOとボランティアの連携を図るボランティア委員会など多くの委員会で成り立っています。その1つがアスリート会で、アスリートが主体的にイベントの計画を立て、活動したりすることで、社会参加への基礎作りをする会です。担当の理事が必要なサポートを提供しながら運営されています。

ファミリー会は、アスリートの家族で成り立つ委員会で、各スポーツプログラムの代表から成り立っています。毎年チャリティバザーを主催するほか、SOの活動をサポートします。ファミリー委員長もアスリート委員長も原則は常務理事として、常務理事会に出席します。

Q3 組織ってどうなっているの?

上の説明とかぶりますが、SON・熊本の組織は右図のようになっています。スペシャルオリンピックスには「アスリートファースト」という言葉がありますが、アスリートと、スペシャルオリンピックスが複数形で表現される理由であるとなる日常のスポーツプログラムが組織の一番上にあります。これを支えるのが各委員会です。そしてこの組織の意志決定機関である常務理事会とそこできまったことを具体化させる合同委員会があり、一番下でSON・熊本を支えるのが理事長となります。

SO用語集

アスリート

スペシャルオリンピックスのスポーツ活動に参加する知的障害のある人を、「アスリート」と呼んでいます。知的障害のある6歳以上の人ならば、誰にでもアスリートとして参加する資格があります。 アスリート・リーダーシップ・プログラム(ALPs) スペシャルオリンピックスで競技をしている時、または競技から離れた時、そのどちらにおいてもスペシャルオリンピックスに参加し可能性を広げたいと思っているアスリートをトレーニングしサポートするプログラムです。

コーチ

スペシャルオリンピックスの活動においてコーチは欠かせない役割のひとつです。アスリートと一緒に汗を流し、スポーツマンに必要なスポーツの技能と競う精神を伝えるのがコーチの大切な役割です。

コーチクリニック

スポーツトレーニングプログラムで活躍するコーチを育成するための研修会。ゼネラルオリエンテーション、アスリート理解、当該競技の講義、実技を行います。

スペシャルオリンピックス

知的障害のある人達に、日常的なスポーツトレーニングと、その成果の発表の場である競技会を、年間を通じて提供し、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織です。

スペシャルオリンピックス国際本部

世界175ヵ国以上に拡がるスペシャルオリンピックスの本部組織。アメリカ・ワシントンDCに本部を置き、理事長は創始者ユニス・ケネディ・シュライバーの息子ティモシーシュライバーです。

スペシャルオリンピックス日本

1994年にスペシャルオリンピックス国際本部の認証により、ナショナルプログラム(国内本部組織)として設立。2001年5月17日、特定非営利活動法人(NPO法人)として認証を受け、2006年には国税庁より税制優遇を受けられる認定NPO法人として認定を受ける。2012年3月、内閣府より公益財団法人として認定を受け現在に至る。

地区組織

各都道府県でスペシャルオリンピックスプログラムの管理・運営を行う組織。スペシャルオリンピックス日本が都道府県単位で、組織を認証しています。

ディビジョニング

スペシャルオリンピックスの競技会で、可能な限り同程度の競技能力のアスリートが競技できるように、性別、年齢、競技能力などによって行うグループ分け(ディビジョン)です。

ナショナルゲーム

全国各地で日常のスポーツトレーニングに参加するアスリートが、日頃のトレーニングの成果を発揮する全国大会。

ノンスポーツプログラム

スポーツトレーニングプログラム以外のスペシャルオリンピックスが取り組んでいるプログラム(ヘルシーアスリートプログラム、学校連携プログラムなど)

ファミリー

スペシャルオリンピックスでは、「アスリート」の家族を「ファミリー」と呼んでいます。スペシャルオリンピックスでは、ファミリーも様々な形で活動に参加しています。

ヘルシーアスリートプログラム(HAP)

アスリートの健康を増進し、競技会などで実力を最大限に発揮できるよう健診を行い、アスリート本人やコーチ、ファミリーに結果を伝えて、健康に対する意識や知識の啓蒙を行い、生活の質の向上を目指すプログラム。

マキシマム・エフォート

ディビジョニングをより公正なものとするために設けられているルールです。※決勝の記録または得点が予選よりも15%以上よかった場合、失格になることがあります。

モーター・アクティビティーズ・トレーニング・プログラム(MATP)

世界共通の競技ルールに基づいた競技に参加することが困難なアスリート向けに提供するプログラムです。

ユニファイドスポーツ®

知的障害のある人(アスリート)と障害のない人(パートナー)が、トレーニング・競技会にチーム(個人競技の場合は2人1組)として参加する競技形態。アスリートとパートナーは同程度の年齢と競技能力でチーム(組)を構成し、トレーニングや競技会に参加します。